こんにちは。かえでです。
今まで10年間で5回バンクーバーへ行っています。
今日は、バンクーバー に帰ってきたとほっとする存在で、
毎回遭遇するバイオリンおじさんを紹介しますね!
はじめに
バンクーバーへ初めて行ったのは、2008年の頃。
まだ、オリンピック前で、ビルも建設中が多くて、どこもかしこも工事中というイメージの強かったバンクーバー。その後、みるみる街並みは変わっていきました。
オリンピックがあってからどこか古くて心地よかったバンクーバーは、洗練された街になり、地価も爆発的に上がり、どんどん変貌を遂げています。
そんな変わって行くバンクーバーで1つだけ来た当初と変わらなくてほっとする光景があります。
それが、
バイオリンおじさんなのです!!
バイオリンおじさんは、一度会ったら忘れられないんです!
バイオリンおじさんの話の前に、
バンクーバーのホームレスの人たちについて先に伝えますね!
ホームレス事情
バンクーバー はとってもホームレスの方が多いです。
道端でお金をもらうため、懇願している人もいます。
普通に、「エイズです。助けて、お金頂戴。」って書いている段ボールを手に持っている人とかもいて、カルチャーショックを受けます。
しかもめっちゃフレンドリーに話しかけてきます。「Any change?」と言われます。
「小銭頂戴〜。」って日本語にするとめっちゃ違和感ありますね(笑)
日本なら「アホか。働け。」って受け流す感じの人が多い気がしますが、カナダの人はそれで小銭をあげてたりするので、これまたカルチャーショックを受けます。
ちなみに、バンクーバーにいるホームレス風な人達にはいくつかタイプがあります。
①麻薬中毒でラリっちゃって、シェルターとか道端で生活している人達
②普通に働くのが嫌で、道端で生活している、いわゆるホームレスの人達
③バックパッカーしててお金がなくてホームレスを装って道端で寝ている若者
④ホームレス風な風貌で道端に立っているけど、実は家に帰っている人たち
バイオリンおじさんは、バイオリンをこよなく愛する④に該当する人なのです。
ちなみに①の麻薬中毒の方々も多くいらっしゃるので、昼間でも、イーストバンクーバーと呼ばれるチャイナタウン周辺のエリアは少し気をつけた方がいいです。
バンクーバー の裏の顔とも言えるんじゃないかと思いますが、年々増えていっている感じがします。
道端でブルーシートを広げてゴミのように見えるものを売っています。
対策は、関わらないことです!話しかけられても、無視しましょう。
話は戻りますが、バイオリンおじさんの特徴について紹介したいと思います。
バイオリンおじさんって一体何者?
バイオリンおじさんは、先ほどもお話しした通り、ホームレス風な風貌で道端に立っているけど、実は家に帰っているおじさんです。そう、日本で言うと、ストリートミュージシャンだったのです!!
カナダの友達に聞くまでは、完全にホームレスだと思っていたので、大変失礼しました・・・。
忘れられない特徴を言うと、バイオリンおじさんは、バックミュージックに合わせてバイオリンを弾いていますが、バックミュージックとバイオリンのテンポが合っていないのです。
バイオリンが遅くてバックミュージックがよく分からない立ち位置になっているのです。
初めて見かけた2008年から10年経っても変わらなくて、テンポが合っていないのです。
10年経っても上手になっていないことに衝撃を受けますが、それもなんかゆったりして自由なカナダの象徴な気がして、私はいつもバンクーバーへ帰ってくるとおじさんを見て、ほっとするのです。
でもそんなおじさんのギターの箱を見ると、いつもお金が入れられているのです。
日本のストリートミュージシャンだと演奏が上手な場合は、お金を稼げるかもしれませんが、下手だとどうなんでしょうか?厳しいイメージがあります。
では、なぜ、お世辞でも上手だとは言えないおじさんの演奏なのにお金がいつも入れられているのでしょうか?
それは、おじさんが大きな犬を連れているからです!!!
その犬がいい感じに、哀愁漂う感じで伏せをしてて、とっても可哀想なホームレス感が出ているのです。
カナダでは、愛犬家がとっても多いですから、そうしてお金をもらっているのではないかと考えていたりします。
ある意味、マーケティング戦略が上手なのかもしれません・・・。
出没エリア
ぜひ、バンクーバーに行くことがあれば、このエリアを探してみてください。
雨が降っていなければ、いると思います。
Burrard駅から坂道を上がって、Fairmont Hotelあたりでいつも見かけます。
おまけ
ちなみに、カナダのホームレスでとっても稼ぐ方は、早朝の時間であれば、時給20ドルほど稼げると聞いたことがあります。
すごくないですか??時給ですよ!?
カナダは、ホームレスの人達にも本当に優しい国です。本当驚きます。
お金をせがまれて、一度もお金を渡したことはないのですが、友達は普通にお金をあげたりしているのを見て文化や育った環境の違いを感じます。
日本では、「こうじゃないといけない」みたいなはっきりとは書かれてないけど、感じることがたくさんありませんか?
その環境にいると、それが当たり前になります。固定観念は本当に怖いですね。
カナダは、よくも悪くも自由で穏やかです。文化が違いますし、自分を受け止めて生きている人が多いし、自分の生き方は自分の心地よさで決めている人がとても多いように感じました。
今日は、そんな自由に生きている象徴のバンクーバー名物バイオリンおじさんを紹介しました。きっと、見かけたら、あなたもバイオリンおじさんの虜になることと思います(笑)
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