産後の体調不良で一気に老けた!?悩み続けた実体験をありのままに伝えるブログ

出産・育児

出産時の長時間にわたる分娩により、悪露、めまい、恥骨痛、むくみ、ホルモンバランスの乱れからメンタルの不安定などの体調不良に悩まされました。それぞれの症状がどのように治っていったのか、処方された薬とともに実体験をありのままにお伝えしたいと思います。

自宅へ帰ると疲労感がドバッと・・・

無事に産院から自宅へ帰宅しました。
帰宅したその日は、昼食のお寿司を立ったまま完食し、すぐにシャワーに入りました。
ところが、腰をかける椅子に座れるはずのありません。身体を洗うのも、かがむことが苦痛すぎて、適当に洗うしかありませんでした。

そして、シャワーから出てくるともうまぶたが重くなってきました。
目を開けていられないほどです。

病院での疲れが一気にどっと出てきたのか?こんな疲労感感じたことがありません。

ちなみに病院での産後の地獄の日々について知りたい方ははこちらから。

14時くらいでしたが、もう瞼が重すぎて、ベットに横たわるとすぐに寝てしまいました。
次に目が覚めたのは、もう夜の18時になっていました。
会陰切開の傷が痛すぎて、この時も死ぬほどゆっくり歩いて、円座クッションを椅子に引き、ご飯を食べると、すぐに痛み止めを飲みます。

明日は、黄疸治療を終えた赤ちゃんを迎えに行く日。
病院に何時に着こうかなどと話していると、母からは、こう言われました。

あんた、そんなんで病院まで行けるの!?

と。そのくらい、歩くのもやっと。座るのもやっと。
イメージとしては、交通事故で全身打撲した人のようになっていました。
本当に私の身体はどうなっているんだと絶望感でいっぱいでした。

それでも、なんとか赤ちゃんを迎えに行こうと必死でした

退院して初めてコンタクトで自分をみて絶句・・・トドですか?

赤ちゃんを迎えに行く日、初めてコンタクトレンズをつけました。

病院では基本眼鏡しかダメだったので、よくも悪くもあんまり見えてない状況で、基本はノーメイクだし、あまり気にしていませんでした。

産後初めて、コンタクトレンズを入れて、自分の顔を見た。
「えっひどい顔。めっちゃむくんでる。そして肌が汚い・・・。」と強い衝撃を受ける。
これでもかというくらい顔がむくみ、肌がボロボロ。鼻の毛穴は開いてブツブツ。
一気に老けていました。
心の中で「いやいや、あんだけ頑張って産んだんだから仕方ない」と思う一方で、私はもう女性ではないのかと落胆する自分がいた。

分かってはいたものの、ボディーの方も鏡でみてみると、今まで張りつづけていたお腹が一気に萎み、行き場所のないお腹の皮がダルーンとなっていて、相撲取り。
本当にみるも無残な姿・・・。トドみたい。泣きたい・・・。
その日からしばらくは、鏡を見ない様にした・・・。

赤ちゃんを産んで帰ってきて、体重計に乗ったら、5キロしか痩せておらず、本当にがっかりだった。
15キロも太った私の、10キロは脂肪なのかと思うと、この先がゾッとした。
とりあえず、骨盤ベルトを巻いて、少しはマシになることを期待した。

そして、着替えも時間がかかる。
まず、会陰切開の傷が痛いのは勿論のこと、右足が上がらなくなっていた。
恥骨のあたりが痛すぎて、右足がほぼあがらず、ズボンをはくのにものすごく時間がかかった。無理やりあげようとすると、ぐっとくる恥骨の痛み。
こんなことになったのは初めてで、本当にショック。

とりあえず、病院で処方された座薬の痛み止めを飲んで、赤ちゃんを迎えに行った。

病院で対面した我が子は可愛すぎる・・・

黄疸治療を無事に終えて、基準値に下がって、我が子と会えた。
感動。ウルウル泣きそうなくらい。
「はぁ、よかった、無事で。」そんな気持ちでいっぱいだった。

病院でお世話になった助産師さんと写真を撮って、病院を後にした。
初めて、愛犬と我が子が病院の駐車場で対面した。
愛犬もとても喜んでいて、興奮していた。

新しい家族が迎えられた。
こんな日が来て、本当に嬉しい。

不妊治療は辛かった。体外受精を行ってまで、我が子を抱きたかった。
そして妊娠してからも、私の身体は、太り、傷つきボロボロだったが、我が子の可愛い顔を見ると、そんな思いが少し報われたと感じた。

辛かった体外受精の記録を知りたい方はこちらから

出血は止まらない・・・・悪露は3週間続く。

帰ってきてからも、ずっと悪露が続いていた。
しかも、生理の2日目くらいの量で、生理用ナプキン(夜用)も2日で全て使い切るくらいの量だった。 

インターネットで検索しまくる。
「悪露がどのくらいでおさまるのか?」
個人差があって、すぐにおさまった人もいたり、1ヶ月以上あったら異常?と書かれていたり、自分と照らし合わせてショックを受けたり、恐怖で仕方なかった・・・。

結局、私の場合、悪露は3週間ほど続いた。
やっと産後2週間を終えたあたりから、出血が少なくなってきて、3週間目には、悪露が黄色に変わって、そして治まった。

しかし、悪露は終わっても、貧血は長い間続いていた。

貧血がひどく、起きてられない・・・ネット中毒になる・・・

 

出産で1.3リットルの血液を失った私は、貧血に悩まされ続けた。
朝起きても、だるくて、ふらふらめまいがしたりしていた。
朝ごはんを食べて、基本赤ちゃんが泣いてなければ、私も一緒に寝ていた。

ベットに横になっていると、「あぁ〜、私はなんてダメ人間なんだろう。」こんなことを時折感じる。産後クライシスと呼ばれるものだろうか?落ち込み用が酷かった。
インターネット検索しては、産後1週間から自転車に乗っているお母さんもいて、私はどんだけ弱くて脆くて、ダメなんだと自分を責めたりもした。
自分の身体の不調さが酷すぎて、涙が出たり、産後のメンタルは不安定だった。

そう思っていても、夜は19時くらいまでしか起きてられなかった。
まぶたが重すぎて起きてられない。

これだけひどい貧血のため、とにかくご飯をよく食べるように心がけた。
内心は、体重が増えているし、晩ごはんも白飯を抜きたいところだったが、ここはぐっと我慢した。
意識的にレバーを食べたり、ひじきと大豆の煮物、緑黄色野菜を積極的に摂取した。

そして、たくさんご飯を食べて、赤ちゃんのおむつを替えて、お乳をあげて、ミルクをあげて、ゲップさせる。それ以外の時間は、ずっと寝ていた。

こんな風に、産後2週間は、ほとんどをベットの上で過ごしていた。
体調が悪いため、気持ちもネガティブになりがちで、「あぁ、このまま貧血治らなかったらどうしよう。」とかも思った。

そうして、1ヶ月検診までほとんど家を出ず、ゆっくりした生活を送った。

だんだんと貧血はよくなってきたものの、会陰部はまだまだ激痛で、血腫がひどくなっていたらどうしようどうしようばかりを考え、インターネット検索をして分かるはずもない答えをさがしていた。

1ヶ月検診で衝撃な一言・・・

赤ちゃんを産んでから1ヶ月経った頃、1ヶ月検診に行くことになった。
だいぶ症状は軽減されてきたものの、正直まだまだ会陰部は痛くて、どうなっているか極度に心配していた・・・。

そんな検診で、驚くべきことを言われた。

先生まだ、会陰部が痛くて、心配です。

じゃあ見てみるね。
あ〜これは、まだ引っ付いていない皮膚の部分があるからだね。

切れたままになっているということですか?

そうね〜。これはまだかかりそうね。

どのくらいかかりますか?

まぁ、半年くらいでは完全に治ると思うよ!

「は・・・半年!?」
その返答に驚いた。はぁ、まだまだかかるのかと落胆した。
「ほんまに交通事故にあった重症患者みたい・・。」と思った。

しかし、血腫は自然と吸収されていた様で、安心した。
とりあえず、最悪の状況、例えばまた、入院とか手術にならなくて本当によかったと心底安心した。

切れ痔のことを伝え、便を柔らかくする薬と切れ痔の薬を両方出してもらうことにした。

処方された薬は3種類。
1つは、ゲンタシン軟膏0.1%
これは、会陰部の傷に痛い時につけていたが、とても有効だった。
これをつけるとだいぶ痛みが治る感じがして、手放せない軟膏となった。
2本処方されて、1本は使い切った。

2つ目は、マグミットというお薬で、便を柔らかくしてくれるお薬
全て飲んでしまったため、写真がないが、これがすごく助かった。
実際に飲み始めてすぐに、便が柔らかくなったため、私の場合は1回飲むだけで、便が柔らかくなって、トイレで痛みで死にそうになることがなくなった。

3つ目は、市販薬と同じような切れ痔に対して、塗るお薬だったが、こちらはあまり覚えていないくらい、高い効果は感じられなかった。

そんなこんなで産後の体調不良は、1ヶ月検診を境にだいぶマシになってきていた。

恥骨痛に悩まされた・・・産後1〜2ヶ月

1ヶ月を過ぎたあたりから、絶望的にひどかっためまいと会陰切開の傷の痛みが少しづつおさまってきた。すると、今度は恥骨痛がとにかく気になり始めた。
というのも、ズボンの脱ぎ着が足が上がらないため大変なのと、歩くのも足を引きずっているような状態だった。

1ヶ月検診で相談すると、吸引分娩のせいで、急激にお産が進んだことにより、筋肉が損傷しているのだろうという見解だった。そのうち治ると言われたが、早く治したかった・・・。

産後の骨盤矯正を調べると、いろいろ検索結果があがってくる。
多くの産後の骨盤矯正は、1回5000円(税込)くらいと割高だった・・・。
「はぁ、どうしようか・・。」
しかし、なんとか症状を治したい私は、藁にもすがる気持ちで探し続けた。
産後の骨盤矯正と限定とすると、結構高いプランを進めてくる接骨院が多いが、普通の腰痛や肩こりで通っている人はそこまで高い料金ではないことに気づいた。

そこから、産後に特化している接骨院ではなく、普通の近所の接骨院に通うことにした。
赤ちゃんを一緒に連れて行ける接骨院だったので、ベビーカーでそのまま連れて行き、横で寝させている間に、施術してもらっていた。

そこでは、初めに立ったまま地面に手をつけてみて、どのくらいの身体の固さか確認される。
全然、地面に届かない・・・。どうやらものすごく身体が固まっているようだ。

なるほど。だいぶ硬いですね・・・。

はい。あんまりストレッチもできていなくて・・・。
ついでに10キロ太っていて、身体を動かすのもしんどいんです。

なるほど。骨盤もだいぶ歪んでますね。少し揺らします。

そこでは、骨盤を揺らし、ブロックみたいなものを足の下にはさんで、骨盤を調整してくれた。

肩も腰もバキバキですね。これはしんどいと思うわ〜。

と毎回のように言われ、ストレッチをしながら全身をもみほぐしてくれた。
1回20分程度で一部保険適応をしてもらい1回2000円前後だった。

結局、症状が重いということもあり、週に3回を推奨された。
それでも、施術後は普通に歩けるようになったので、「す、、すごい。」と感動して、通い続けた。
家でのストレッチも教えてもらい、続けるようにしていた。

大体、初めの14回くらいで恥骨の痛みが大丈夫になったため、その時にやめればよかったのだが。

慢性的な肩こりもありますから、それも直したほうが絶対いいですよ!

そう言われて、結局、計24回行って、全部で支払ったのは、48200円だった。
でも、慢性的な肩こりは治らなかった・・・・。

こんな風に、産後は様々な症状に悩まされたが、大体産後2ヶ月くらい経つと、普通に外出できるようになり、回復をすることができた。

産後のつらい体調不良に悩まされる方へ

出産のズタズタな状況、産後の体調不良などを書いてきました。
産後少しでも症状を改善させたくて、インターネット検索ばかりしていたこともあり、自身の体調不良がどのように回復したかを知ってもらって、参考になればと思い、記事を書きました。

産後の私は、本当にボロボロで、今まで感じたことのない体調不良と不安定なメンタル状況が私を襲いました。

母から、「日にち薬だから。」と言われ続けていましたが、本当に日にちが経つごとに、少しづつですが、快方に向かって行きました。

産後はインターネット検索ばかりして悩みやすいですが、悩み続けないことが大切です。
産後は、メンタルも豆腐状態で、あまり安定していませんでした。

何度ベットの上で涙を流したかわかりません。
できないことやしんどいことを挙げればキリがなく、「ズボンがはけない。」「めまいがしんどい。」「切れ痔が治らない。」など落ち込むばかりでした。

でも、「赤ちゃんが元気なこと」「ご飯が食べられること」などのプラス面に目を向けると少しは気持ちが楽になりました。
意識的に主人とそのプラス面に目を向けて、本当に簡単なことでも、前よりできるようになったこと、ましになったことを口に出すようにしていました。

また、どうしてもしんどい症状は、薬をもらうことで、だいぶ痛い症状も緩和していくことができました。

もし、つらい症状が続いているのであれば、病院で症状を伝えて、少しでもよくなるようにお薬をもらうことも大切だと思います。

産後の体調不良に悩まされている方が、少しでもこの記事が役に立って、笑顔で過ごせたら嬉しいなと思います。

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